今回は岐阜県恵那市にある「中山道広重美術館」へ行ったお話。
ここで版画刷りの体験が出来るのですが、これがまあ楽しくて楽しくて。
その体験を中心にお届けします。
中山道広重美術館
旧中山道の46番目の宿場町である大井宿にある中山道広重美術館。
ここでは東海道五十三次などで知られる浮世絵師・歌川広重の作品を中心に展示している美術館です。
最近東海道五十三次などの浮世絵に興味があって自宅から比較的行きやすい所なので行ってみました。
こちらでは様々な企画を定期的に入れ替えて展示しています。
(ちなみに今回は広重とめぐるⅡ 江戸時代 旅の手帖」でした)
展示内容が変わるので、定期的に行っても楽しめるかと。
こちらで年間の企画を確認できます。
結論から言うと行ってよかった。浮世絵にそんなに興味がない嫁でも楽しめました。
特に良かったのがこれからお伝えする「版画刷り体験」。
入場料だけで体験できるので超絶おすすめです。
版画刷り体験のためだけでも入場料を払う価値は間違いなくあります。
※もちろん展示の方も貴重な版画が拝見できて目の保養にバッチシなのは間違いないです。念のため。
版画刷り体験
1階の特別展示を見た後は2階の体験コーナーへ行きました。
2階の浮世絵ナビルームで「版画刷り体験」ができます。
こちらのナビルームではペッパー君がお出迎えしてくれます。
江戸時代の絵草紙屋を再現したコーナー、映像視聴コーナー、解説パネル、浮世絵政策の道具や版木の展示、そして版画刷り体験など、浮世絵について学ぶことが出来ます。
それではさっそく版画刷りを体験します。
ローラーで色を塗り…
バレンですりすりし…
今回は5色刷りでしたのでこれを5回繰り返すと…
出来ました!
初めてにしては上出来じゃないでしょうか??
(興奮しすぎて忘れてましたが、1色ずつの写真を撮ればよかったと反省)
学芸員さん?が親切に教えてくれたので簡単に出来ました。
1色ずつ仕上がっていく様子はまさに興奮もの。
ぜひ体験していただきたいと思います。
今日はB4サイズ(これが原寸に近いそう)が2種類と、はがきサイズが1種類ありましたが、企画展示が入れ替わるごとに版画体験の図柄も変わるそうです。
何回来ても飽きさせない心配りがありがたい。
これはまた行かねばならぬ。
もちろん全種類やりました
もちろんお土産も
版画を体験して興奮冷めやらぬまま1階のミュージアムショップへ。
こちらでは歌川広重や浮世絵にまつわる書籍や、絵葉書、オリジナルグッズを販売しています。
いろいろあって目移りしましたが、こちらを購入
中山道に来て木曽街道六十九次ではなく東海道五十三次…
中山道広重美術館発行の東海道五十三次は保永堂版・行書版・隷書版の3つが収められていてとてもお得感があります。
木曽街道六十九次は次回ゲットしようと思います。
最後に
中山道広重美術館は浮世絵を気軽に楽しむのにうってつけ。
浮世絵に興味を持った時はもっと敷居の高いものだと思いましたが、体験を通じることで気軽に楽しめる、ということに気付きました。
版画や絵葉書を集めて飾るのも良し、画集を眺めるのもよし、グッズを集めるのも良し、版画に挑戦しちゃうのも…
楽しみ方は自由。
そんなことに気付かされました。ありがとう、広重の兄貴。
浮世絵に興味がなくても歴史が好きだったり、旅行が好きならわざわざでも行く価値は十分あると思います。