梅雨も明け夏本番。
夏と言えば海・川・山でバーベキューでしょ!! ということでバーベキューでは火起こし担当の「ひと夏の火遊び師」ことy-paraが10年試してきてたどり着いたおススメの木炭と火起こしのコツをご紹介したいと思います。
国産の炭がおススメの理由
この時期になるとホームセンターや多くの店でレジャー用品を前面に出してきてその中に必ずバーベキュー用の木炭が並べられてます。
その多くは外国産(マレーシアなどの南国)でお値段もお手頃でいいんですが、バーベキューは炭火が命。
少しこだわって国産の木炭を是非おススメしたい。
過去に使用した経験から感じた外国産の木炭の特徴をまとめてみます。
①安い
②木が柔らく火の着きがいい
③木が柔らかいので早く燃え尽きる
④燃焼時の匂いが強い(煙が多い)
①の安いは魅力的です。
②も最初の頃は火起こしの方法もロクに知らずにやっていたので助かってる部分もありました。
しかし、火が着きやすいという事は③の燃え尽きるのが早い=灰が多いということです。
炭を追加する手間も多く、また炭の表面が灰で覆われると温度が下がって火力が一定に保たれにくいというデメリットもあります。
また④に関しては好き嫌いもあるかとは思いますが、木炭が燃焼する時の独特の匂いが強い傾向があります。
私は炭の燃える匂いは好きですが、それでもちょっと強い気がします。
では外国産と国産の炭の違いは何か?
それは木の材質の違いにあります。
外国産:主にマングローブ
国産:ナラやカシなど
マングローブは柔らかく、ナラやカシは比較的硬めの木で、硬い木ほど密度が高く長く燃えて灰が少ないという特徴があります。
ただ硬いほど火が着きにくいというデメリットはありますが、それでも備長炭ほど難しいわけでもなく、後程ご紹介する方法で簡単に火起こしが出来ますのでご安心を。
つまり国産の木炭は
①火持ちがいい
②灰が少ない
③煙が少ない
ということです。
私が愛用している木炭
こちらが私がいつも使用している切炭です。
この炭は長さが揃っているため火起こしがしやすくてお気に入りです。
(理由は後程)
値段は外国産の2倍以上しますが、それでも十分使う価値はあります。
簡単な火起こしの方法
さてそれでは私がいつもやる火起こしの方法をお伝えします。
必要なもの:
木炭
チャッカマン
着火剤(ジェル状で小袋に入ったものが使いやすい)
以上です。
新聞紙やうちわ、バーナーは使いません。
昔は新聞紙で火を付けて、うちわで必死にあおいで、火の着きが悪ければバーナーで着火してましたが、今はそれらの物は使いません。
まず新聞紙を使うと灰がすごく出ます。
うちわであおぐとその灰が舞ってエライことになりますので。
炭を組む
この炭がないと始まらない。
炭を立てて円柱状に積んでいきます。
この「岩手切炭」は長さが揃っているのでこうやって積みやすい。
これが私が非常に気に入ってるポイントです。
1か所は着火用と空気口を兼ねて隙間を開けます(できれば風上側)
これで真ん中に着火剤を適量敷いておきます。
今回は着火剤に松ぼっくりを使用しました。
良く乾いて傘が開いたものを6個ほど使用しました。
着火剤を使うならこのタイプがおススメ
これを2~3袋下に敷けばOK。
あとは炭を縦に積んでいきます。
この時あまり詰め過ぎないように。(上下に火と空気が抜ける隙間を空けるように)
着火剤に点火
チャッカマンで着火剤で点火します。
着火剤に火が着きました。
ここからしばらくは放置
着火剤に火が着いたらあとはしばらく放置。
うちわであおぐ必要はありません。
火を眺めながら飲むビールは格別です。
中心の炭が真っ赤になったら炭の山を崩す
いきなりこうなれば大成功ですが、一部火の着きが弱い炭もあると思いますので、中心で真っ赤に焼けてた炭を集めてその上に火の着きが悪かった炭を山型に積んでしばらくすればちゃんと着火しますのでご安心を。(この時も積んだらしばらく動かさず放置すること)
☆ポイント
この着火方法は火が上に上るという特性を利用したもの。
周りを炭で囲んだのはまっすぐ上に火が上るようにして火力を集中させるためです。
いわゆる煙突効果と言われるものです。
これを意識してやれば炭の着火は難しくありません。
特に火の着きはじめは絶対に触らないこと、これが大事です
じっくり熱せられることで炭に着火していきます。
これでバーベキュー準備は完了。
焼いて焼いて食べまくりましょう。
まとめ
炭で焼いて大自然の中で食べるバーベキューは最高です。
その命である炭に少しこだわってみるとさらに味わい深い物になること間違いなし。
ぜひこだわりの炭を見つけて楽しんで下さい。
私の愛用品はこれ ↓