最近また欲しい物が出てきました。
機械式時計です。
昔自動巻きの時計を特に何も考えずに買って(確か国産メーカーで6000円くらいだったかな?)1週間で5分進むわ、丸2日着用していないと止まるわで非常に使い勝手が悪かった記憶しかありませんでした。
それが月日を経て、最近やたらと気になるようになってきました。
きっかけはまた例によって仕事関係者の中に腕時計マニアがいて、その人と話してる中で機械式時計の魅力を知りました。
確かに現代のクォーツや電波・GPSに比べれば誤差は大きいし、自動巻きなら毎日着用したり手巻きなら毎日巻き上げないと止まってしまうし非常に手間が掛かりますが、そこを趣味の目で見れば非常に魅力的ではないか?と気付いたわけです。
私の好きなカメラが古い機械式なので時計も面倒でもその方が面白いと思えるようになったようです。(これがいわゆるロマン)
そもそも秒単位の正確な時刻を必要とする場面ってそんなに無いし、正確な時間を知ろうと思えばスマホでも確認できるわけですから腕時計はデザインや趣味性の高いものでも問題ない気がします。
(そもそもスマホやケータイ、さらにクォーツがない時代は機械式が当たり前でしたから)
私の好きなカメラは機械式なのに、時計は最新の電波ソーラー(持ってないけど)では整合性が取れないということで機械式時計の必要性が生まれたのです。
こんなの見たら欲しくなっちゃうよね。
機械式時計について
欲しくなるとすぐに色々調べてしまう私。
調べて分かったことをまとめてみました。
※一夜漬け知識なので難しいことは各位でお調べ下さいませ。
時計のムーブメントの種類
ムーブメントとは時計の動力部分のことです。(車で言えばエンジンかな?)
まずはムーブメントの違い。
クォーツ
現在最も普及しているタイプで、電池等の電力と電子回路で動く時計。
水晶振動(毎秒数万回の振動)を使用したムーブメントです。
日本の時計メーカー「セイコー」が1969年に世界で初めてクォーツ式時計を発売し、それ以降ほとんどの時計がクォーツ式になりました。
機械式
昔からあるタイプで動力に電池などの電力を使用しません。
ゼンマイを動力として動きます。
ゼンマイを手で回すタイプを手巻き、着用時に内部のおもり(ローター)が動いて自動でゼンマイを巻き上げるタイプを自動巻きと呼びます。
機械式時計の動く原理
手で巻き上げたり、自動巻きで巻き上げられたゼンマイが戻ろうとする力で歯車を回すという原理としてはとても単純なもの。
しかし正確な時間を刻めるように様々な部品と連動して動く仕組みになってます。
この精密な造りはまさに芸術品ですよ。
詳しくはセイコーHP
機械式時計のメリット
機械式時計のメリットとしては個人的には趣味性が非常に高いところ。
もっと便利なムーブメントがあるのにあえて面倒で精度も劣る時計を選ぶ。
機械式ならではの非常に複雑で精密な作りはまさに芸術品。
スケルトンタイプなら実際にどういう風に動いているか分かるので是非欲しい。
毎晩セーム革で拭きあげながらムーブメントの動きを見てニヤニヤしたい。
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あとは電池交換が必要ないことや、定期的にオーバーホールすれば永く使っていけるところ。
機械式時計のデメリット
非常に精密で繊細で衝撃に弱いのに、正確さではクォーツにかなわない。
また電池交換は必要ないけど定期的にオーバーホールが必要なところ。
これはカメラにも言えることで、手がかかるからこそ面白いと思えればこれも楽しみの一つ。
でも機械式時計ってお高いんでしょ?
機械式時計と言えばロレックス・オメガなど高級時計が有名ですが、私のような庶民でも手に入れやすいものもあります。
値段が高いのはそれだけの理由があるのは分かってますが、私のモットーは趣味は広く浅くなので、さすがに欲しくてもそこまで高い物は買えません。
そこで手軽に機械式時計の楽しさを味わえるものがないか探してみました。
怪しげな数千円の物もありますが、安心の日本メーカーの物がいいかなと思います。
そこで気になったのがセイコーとオリエント。
セイコーの逆輸入のSEIKO5シリーズ。
自動巻きで、値段は1万円を切るものもあります。
デザインがシンプルで使いやすそう。
つづいて日本の老舗オリエント。
こちらは色々な種類があってデザインや予算に合わせて色々選べるのが嬉しい。
デザインのセンスがいい物が多い感じがしました。
まとめ
機械式時計の魅力にすっかり魅了されてしまいました。
今まで次買うなら電波ソーラーだと思ってましたが、便利さよりロマンが勝りました。
コレクターの気持ちが分かります。
とりあえずオリエントあたりのカッコよくて手ごろなモデルを試してみようと思います。